マレーシア・ペナン島から海外生活のリアル情報をお届け中のペナンラボです。
先日、ペナンからクアラルンプールまで鉄道で旅行してきました
ペナンとKLの移動といえばエアアジアなど飛行機を利用する人が多いと思いますが、鉄道の旅もとても楽しかったです。
コロナ禍でフライトはキャンセルや遅延が多いと聞いていたので、今回は往復「鉄道の旅」に挑戦してみました。
この記事では予約方法から、ペナン島からバターワースまでのフェリー移動、マレー鉄道の車内などについて紹介します。
マレーシアの鉄道について
マレーシア鉄道はKTM(Keretapi Tanah Melayu)と呼ばれていて、マレー半島を横断する全長1,699kmの鉄道です。
その歴史は結構長くて、1885年に開業したことに始まり約137年(2022年現在)の歴史があります。
日本で初めて鉄道が開業したのが1872年なので、マレー鉄道の歴史の長さにちょっとびっくり!
詳細はマレー鉄道のWikipediaを見ていただきたいのですが、支線がたくさんあって複雑な構造です。
今回、私たちが利用したのはペナン(Butterworth)からクアラルンプール(KL Sentral)まで。
ざっくりと鉄道利用のメリットとデメリットについてまとめました。
チケットの予約方法
KTMはインターネットで事前予約することができます。
私たちはアプリをダウンロード、会員登録してチケットを事前購入しました。
KTM公式サイトはこちら
アプリの登録方法
使用するのはこのアプリです
↓
アプリをダウンロードしたらまずは初期登録
「Login」に進むと個人情報の登録です
登録が完了したら列車が予約できるようになります
ペナン島から一番便利な駅はマレー半島側の「BUTTERWORTH」になります。
クアラルンプールへは「KL SENTRAL」を選ぶ人が多いです。
こういう感じで、時刻・列車クラス・値段など比較することができます。
座席も選択します。
希望の列車を選んだら、乗客の情報を入力して支払いへと進みます。
チケットはアプリからQRコードで表示されるようになります。
ペナン島からクアラルンプールまで電車の旅
それでは早速ペナン島からクアラルンプールまで列車の旅の始まりです。
ペナン島→バターワース駅へ:フェリー乗り場はSwettenham Pier
まずはペナン島からマレー半島側のButterworth駅に向かってフェリーに乗ります。
フェリー乗り場はジョージタウンのビクトリア時計台の近くの「Swettenham Pier」というピンクの建物です。
コロナ前までと場所が変わっているらしいので要注意です。
ちなみに時刻表はこんな感じです。1時間に1本以下なのでスケジューリングが大切です。
またこの時刻表は2022年6月に撮影したものなので、最新情報はご自身でチェックしてくださいね。
フェリーの待合室はこんな感じです。
半島側からフェリーが到着して乗客が降りきったら、今度はこちら側の乗客が乗り込みます。
ちなみにペナン島からマレー半島側へのフェリーは「無料」です。なのでチケット購入などは必要ありません。
マレー半島からペナン島へは外国人は1リンギット(約30円)、マレーシア人は無料です。
フェリーの中は結構綺麗!ちゃんとライフジャケットもありました。
ペナン島を出発してフェリーの所要時間約8分ほどでマレー半島側に到着です。
フェリー降り場からKTMバターワース駅までは徒歩10分ほど
道なりに進んでいくと「Penang Port」と書かれた大きな建物が見えてくるのでこの中に入ります。
中はショッピングモールのような感じでした。
ちゃんと散策してないですが、ローカルの小さなモールという感じでカフェやレストランは少なめだった印象です。
迷ってあせってしまい写真を撮り忘れたので、実況中継でお届けします。
ショッピングモールの中を進むと右側に案内カウンターみたいなのがあります。
そこで聞いてみると「エレベーターに乗って地上階まで降りる」ように言われました。
エレベーターで地上階まで降りると暗い駐車場みたいなところ、、、大丈夫なのか??
するとヘルメットをもったおじさんが「駅に行くんだろ?俺について来い」と話しかけてくれました。
親切なおじさんについていくと「KTM」のロゴが見えてきました!
あとは道なりに進むだけ!BUTTERWORTH駅に到着です。
フェリー降り場からKTMの駅までは少なくとも10分(初めての場合は15分)は見積もっていた方がいいです。
ここまでくればもう安心です。フェリーを降りてから駅に着くまで徒歩10分ほどかかります。
駅の中は想像以上に綺麗でした。
いよいよ電車の中へ
今回私たちが予約したのは、
(列車番号)EG 9321
バターワース7時50分発
KLセントラル12時12分着
片道1人61リンギット(約1,900円)でした。
おそらくこのチケットが最安かなと思います。1人150リンギットくらいするビジネスクラスもあるようで、それはなんと食事も出てくるそうです。いつか乗ってみたいですね〜。
電車が到着するまではホームに降りることができないので「到着したよ〜」の合図で一斉にホームに向かいます。
列車はまるでドクターイエローのような鮮やかな黄色が印象的です。
電車は6両編成(A〜F号車)です。今回私たちはC号車を選びました。
車両の真ん中を基準に、座席の向きが固定されていて回転させることはできません。
C号車を選んだ理由は売店がある車両だからです
ナシレマを注文しました。電子レンジで熱っつあつにしてくれます。
確か10リンギット(約300円)でした。
バターワースからKLセントラルまでは所要時間4時間22分、電車はびっくりするくらい定刻の運行でした。
最近、フライトはキャンセルや遅延が多いと聞くので、空港までの移動にかかる時間、金額を考えると電車の旅もありだなと思いました。
心配していた揺れも少なく、私は乗り物酔いになることもありませんでした。
KLセントラル駅に到着
とはいっても4時間22分の電車の旅もまぁまぁ飽きてきたころにようやく到着です。
KLセントラルの前の駅はKuala Lumpurです。
ハリーポッターに出てきそうな歴史を感じる素敵な駅です。
この駅を過ぎると列車のスピードがどんどん遅くなりトロトロ運転になります。
そして地下鉄みたいな真っ暗な駅に到着すると、多くの人がざわざわと降りる準備を始めます。
なぜか到着駅のアナウンスがなくて「えっここであってる?」と不安になりながら降りたところが、KLセントラル駅でした。
ご存知の通りKLセントラルは列車や地下鉄、モノレールの駅が集まる大規模な乗り換え駅となっていて、Nu Sentralという大きなショッピングモールも併設されています。
Nu Sentralは規模も大きくテナントもたくさん入っているので、電車までの時間つぶしにはぴったりです。
今はGrabを使う人が多いと思いますが、コロナ前はKL SentralからGrabに乗るのがすごく難しかった記憶があります。当時、Grabドライバーの人から「この周辺は規制があって、Grabが入れない場所が多い」と聞きました。
その後私たちはモノレールの駅に移動して、今話題のホットスポット「ららぽーとブキビンタン」へと向かったのでした。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
私のブログがマレーシアで暮らし旅する日本人のお役にたてることを願っています。
クアラルンプール旅行では、「ペナンに進出していない日系企業を楽しむ」をテーマにいろんな日本食を食べてきました。
その様子は、別の記事で紹介します。