ペナン島は中華系、マレー系、インド系、そして英国の文化が交差する、「食の天国」。
そんなペナン島を訪れたら絶対に食べるべきローカルグルメ「ホッケンミー(Hokkien Mee)」の名店を紹介します。
ちょっとコレステロールが気になるけど、その濃厚な海老出汁スープにハマる人が続出中です。
ペナンの人々には必ず自分のお気に入りの屋台(お店)があるので、もしペナンのローカルと話す機会があって(話題に困ったら)「あなたのお気に入りのホッケンミーはどこ?」と聞いてみてください!盛り上がること間違いなし!(知らんけど)
ペナンのホッケンミーは海老出汁スープ麺
ホッケンミーとは、「海老の出汁をベースにしたスープ麺」のこと。漢字では福建麺と書くので、福建省出身の大先輩たちが、ペナンの地に落ち着いた時に作り上げた料理なんだろうな、というのが想像できます。
ホッケンミーの歴史については、マレーシア料理研究家である古川音先生のCREAの記事が参考になるので、貼っておきます。
この記事の通り、同じマレーシアでもクアラルンプールのホッケンミーは焼きそばタイプで、ペナンのホッケンミーは海老出汁スープタイプなんですよね。海に囲まれたペナンらしい、海老の殻やミソをたっぷり使用した濃厚なスープが特徴なんです。
ホッケンミーは屋台で食べることが多く、島内のあらゆる場所で見つけることができます。しかしその味わいは屋台(お店)によって全く異なります。
お店の名前は「Bridge Street Prawn Noodle /正宗橋頭福建蝦麺」
今回紹介する私のお気に入りは、生まれも育ちもペナンの夫が幼少期から食べていた真のローカルグルメ。
2022年に始まったミシュラン認定でもビブグルマン(価格以上の満足感が得られる料理)に選ばれているんです。
世界遺産の街ジョージタウン内にあり、歴史を感じるペナン旅行を楽しみたい方に便利な立地です。
お店は屋根が設置された屋外席のみ。昭和みあふれる雰囲気なので、日本のような清潔なレストランを期待しているとがっかりするかもです。
メニューはホッケンミーとローミー(黒酢の効いた豚骨スープ麺)、ドライ(汁なし麺)がありますが、私はいつもホッケンミーを注文しています。ホッケンミーとローミーのミックスも注文できますが、元々まったく違うスープなので、味の想像がつきません。
麺とドリンクを入り口で注文し、支払いが完了する、番号札をもらって好きなテーブルに座ります。
支払いは現金のみなので、リンギットを用意しておきます。
店先で調理しているところを見学できます。こちらのお店は60年以上続く家族経営のお店で、現在は三世代目がメインで運営しています。
いつも注文している冷たいミルクティと、熱いミロ(マレーシアではマイロと呼びます)。こういったローカルのお店では英語が通じないこともありますが、それも海外生活の醍醐味として楽しんでいます。
アイスミルクティは2.2リンギット(約75円)、ミロは2.8リンギット(約96円)です。※2024年11月現在の情報
お待ちかねのホッケンミーが到着です。小サイズで6リンギット(約207円)です。※2024年11月現在の情報
海老出汁が効いたピリ辛のスープに、ゆで卵、茹で小海老、揚げ玉ねぎ、もやし、茹で豚肉がトッピングされています。
麺はラーメンのようなモチモチ卵麺(Yellow Mee)と米粉のビーフンのミックスがおすすめです。海老出汁のスープとよく絡まって本当に美味しい!
あまりにも美味しいので、私はいつもスープまで飲み干してしまいますが、コレステロールが気になるので控え目にするように夫や地元の友人から注意されています。
ペナンに来た時は、ペナンのソウルフードホッケンミーをぜひ食べてみてください。
基本情報
店名 | Bridge Street Prawn Noodle 正宗橋頭福建蝦麵 |
住所 | 533, Lebuh Pantai, 10300 George Town, Pulau Pinang, マレーシア |
営業時間 | 7時00分~12時00分 ※売り切れ次第終了(特に週末や祝日は混雑します) |
定休日 | 月曜日 |